道具たち その1

今日はあまり人目に触れることのない道具たちを紹介します。

もともと京都の仏師さんに弟子入りしていたので、彫刻用の刃物類は百本近く持っています。
いずれも本職用の手作りの刃物で、めちゃめちゃかっこいいです。

はっきり言って今の僕にはちょっともったいないぐらい...な感じで、使っている刃物そのものに息づく手仕事の技が僕にとってある種の目標になってもいます。

言い換えると、その刃物を作っている職人さんに恥ずかしくないようなものを作ること... ... かなりハイレベルやなぁ、これ...

第一回は.........切り出し!!

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一番基本的な刃物です。 
左の4本は左利き用。 これはこれでかなり役に立ちます。

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表のクローズアップ。
刃物の研いである面の光沢が違うのは、実はこれが日本の刃物の特徴で、二種類の金属を重ねて鍛えているのです!

先のほうが硬い鋼で、それ以外が地金と呼ばれる軟鉄です。

この構造には、研ぎ易さや刃物の粘り強さなどのメリットがあって、めちゃめちゃ理にかなっている、ていうかすごい発想と技術!!
更に更に、

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こうして裏側をみると、うっすら丸くえぐれているのが分かるのですが、これもまた、平面を削るときや、刃物を研ぐときにものすごい効果を発揮するのです。

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今回ご紹介しましたのは、左から、京都の清綱、東京の左小信、そして京都の義延 です。

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柄は全て桜材で自作です。
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by monolith27 | 2010-03-02 00:06 | 作品


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