形と味

このブログ、キュウリの観察日記みたいになってきました。。。

さて、ここに5本のキュウリがあります。
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左から、まっすぐ、一箇所傷有り、短め、尻ぶくれ、曲がり。

農家さんは、出荷の時、こうしたキュウリを選別します。

デパ地下のスーパーなど高級品店には一番左のA品だけしか出さないかもしれない。
2本目の傷有りはちょっともったいない気がするなぁ~~~。

オーガニック専門の八百屋さんなら3本目くらいまでなら許容してくれるかも。。。

右の尻ぶくれと曲がりは惣菜屋や気軽な直売所向けかな?

。。とこんな感じです。

どれもおんなじキュウリやし、味はそんなに変わらんやろ、と僕は思ってました。
形はいびつでも、味は変わらない、と言う農家さんも結構いるし。。。

でも、毎朝同じ時間に収穫しながら2、3本ずつ味見してるうちに、、、ちょっと待てよ? 全然ちゃうやん!
と気付きました。

曲がったものは甘みやエグ味などの味がどこかに偏ってたり、曲がった部分だけ皮が硬かったりする。

尻ぶくれはふくれた箇所の種が大きかったり、実が水っぽかったり。

短めのものは味は濃いけど水分が少なかったり。

傷ものはその場で食べればいいけど、当然その部分からの劣化は早い。

やっぱり、無理なく、無駄なく、真っ直ぐに、適度の日光と水分、そして愛情を与えられてバランス良く育ったものが一番うまい!! です。

ほんと、味のバランスが絶妙。
他と全然違う。

こうした実ができ易い環境を作ってあげることが農家の仕事なんやな、と思う。
その植物がベストの状態で能力を発揮できる環境。

目先の収穫量にこだわってついつい肥料を入れすぎたり、見かけにこだわって過剰に雑草を引いたり、忙しさのあまりつい放置して化け物みたいなキュウリがたくさんできてしまったりすると、やっぱりその植物に無理を強いることになり、どこかでガクンと収穫できなくなってしまう。

こうした姿勢は、例えば子育てだったり、オリンピック選手のコーチだったり、作家としての自分を育てることなど、あらゆる分野に通じることやなぁ~
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by monolith27 | 2012-08-03 09:41 | 畑と森


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